どんぐり教室inハワイ

日本語「で」楽しく学ぶお教室です。メインは算数ですが、いろんな楽しさを味わえます!

どんぐり倶楽部良質の算数文章問題

お教室を始めるきっかけになった教材です。

 

最初は息子のために教材を探していて、その条件は以下の3つでした。

  1. 日本語の勉強にもなるもの
  2. 考える力がつくもの
  3. 楽しいもの

 

これが全て備わっていたのが、このどんぐり倶楽部良質の算数文章問題(以下どんぐり問題)だったのです。出産前までしていた教育関係の仕事を通して培ってきた価値観やセオリーと合致する部分が多く、気に入って周りに勧めているうちに、お教室を始めることになったのでした。

 

公式サイトで教材を購入する際に、電話での問い合わせやメール対応してくださったのが、考案者の糸山泰造先生でした。お電話でも熱く語ってくださって好感をもったのですが、購入後のメールの締め言葉には感動を覚えました。「購入ありがとうございました」ではなくて、子どもたちをよろしくお願いします。だったんです。会ったこともないのに「子どもたちをよろしく」。本当に全ての子供たちの事を考えて作ってくださっているのだな、と感じられてますます気に入りました。

 

問題については、公式HPを見ていただいたり、別エントリーで説明したいと思いますが、私が気に入っている主な点をとりだすと、

 

1.どんぐり問題は、問題のバリエーションが多く、1文が長いので語彙が増える。

2.文章が複雑なので、問われている内容を自分で見極めて解決まで試行錯誤ができる余地がある。文章をイメージ化する過程がとにかく思考力を高める。

3.問題設定が楽しい。文章を自分の自由なイメージで絵にするので、算数ドリルが苦手な子供でもお絵描き感覚で取り組める。

 

しばらくお教室を運営してきて、どんぐり問題は、子どもの個性がでやすく個々に応じた対応がしやすいなと感じています。

どんぐり倶楽部の理念には賛同できる部分が多いですし、基本的にはどんぐり倶楽部のルール(ドリルはしない、解き方を教えない)に沿って行っています。ですが、一つの指導法や教材で、全てのニーズはカバーできません。どんぐりハワイでは、必要に応じて他の教材や自作の教材を使って補強をしています。

 

こちらは公式ホームページ

どんぐり倶楽部 公式ホームページ

 

こちらは公式ではないのですが、糸山先生から監修を受けているページです。この体験マンガは、どんぐり倶楽部のよさがコンパクトにまとめられていて分かりやすいです。

donguriclub.jp

 

 

ハワイで辞書引き

辞書引きは、中部大学教授の深谷圭介先生が提唱している学習法です。

辞書をめくって、知っている言葉を付箋に書く。それをそのページに貼る。

それだけです。

そのハードルの低さが、日本語がちょっと苦手な子供にとってもいいみたいです。

言語の観点に限っていうと、辞書引きをすることで、本や漫画で読み聞きした語彙の復習にもなります。また、日常の中で親子間で使う単語は意識しない限りそんなに幅がないものですが、辞書引きで単語のバリエーションを増やすことができます。

 

ほんの10分間ですが、毎週取り入れています。

最初は辞書の引き方が分からなくても本当に大丈夫です。慣れてきます。小学1年生でもどんどん引けるようになりますし、だんだんと見出しだけでなく、意味も読む場面が見られたりします。

 

ゲームや数字が好きな子は、辞書引きをゲーム感覚でとらえられるので辞書引きは楽しいようです。反対に、面白みをそれほど感じられない子も実際にはいます。それでもなるべく色んな日本語に触れる機会をもつために、自分のペースで取り組んでもらっています。

 

辞書引き学習について | 辞書引き学習の深谷圭助公式ホームページ

 

 

どんぐりハワイで扱う図形問題

3pmにお教室がオープンしたら、最初は図形問題からスタート。

数種類の立体パズルや図形ドリルの中から、その日に取り組むものを子供に自由に選んでもらいます。

ここで重視しているのは、

  • 試行錯誤力
  • イメージ力
  • 空間認識力
  • 実際に手で作業すること(ブロックや折り紙、三角定規などを使います)  

答えを出すことを急かしませんし、安易に答えを見せることもしません。

学習アプリやゲームなどに慣れている子の中には、すぐに答えを見たがる子もいます。アプリやゲームはレスポンスが速いので、アナログ感があるゆったりとした時間にイライラしてしまうようです。

 

ですが、

‐自分の手を動かしてこーでもない、あーでもない、と作業をすること。

‐それをできるだけ邪魔しないこと。

‐実物を見ながら頭の中のイメージを確固たるものにしていくこと。

この体験はイメージ力を高めてくれます。

 

どの子も少し続けていけば、どんぐりのゆったりしたテンポに慣れるようです。ついでに、お教室のお友達とぺちゃくちゃおしゃべりをしながら作業することにも。そのやりとりが子どもにとっては楽しいんですよね。

 

スケジュール

毎週水曜日 3pmー6pm

月4回(水曜日が5回ある月は最終週がお休みです)

 

<基本的なスケジュール>活動の詳細は下のリンクから読めます

  • 3−3:20pm 図形問題(図形パズルや折り紙問題など)
  • 3:20ー3:40pm  本の読み聞かせ
  • 休憩
  • 3:45−4:20pm 週替わりメニュー(STEMや工作、自由絵画など。月の最終週はボードゲームやトランプなどのゲームをします)
  • 休憩
  • 4:30−4:40pm 辞書引き
  • 4:40pmー どんぐり倶楽部良質の算数文章問題
  • 問題が終わった後は自由遊び^^(どんぐりハワイでは自由遊びをとても大切にしています)

 

*毎回、子供たちの様子や活動内容により上記時間わりを微調整します。

*もりだくさんの内容ですが、それぞれ遊びの要素が入っていますので子供の負担も少なく、楽しく学んでもらっています。

 

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